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June 18, 2003

マネジメントの基本技術って

Cnet Japanを読む最大の楽しみとなった梅田望夫さんの「英語で読むITトレンド」にある法則が紹介されていました。

CNET Japan - 梅田望夫・英語で読むITトレンド:利益が出ている会社がなぜ「生ける屍」なのか

横軸に時間軸をとり、縦軸に、売上高、従業員数、製品の知名度、コード(プログラム)の質の4つのカーブを描くとすれば、それらは、ほとんど同じ軌跡をたどる必要がある。これがJoelのいう成長の法則だ。
(1) 売り上げの成長が従業員の成長よりも速くなれば、人が足りなくて顧客サービスが適切でなくなる。
(2)従業員の成長よりも売り上げの成長が遅ければ、経費がかかり過ぎて会社は立ち行かなくなる。
(3)製品の知名度ばかりが上がってもコードの質が追いつかなければ、信用を失う。いったんこれをやると後からいくらコードを良くしてもダメ。


元はJoel Spolskyという人のコメントだそうだ。ソフトウェア企業の理想的成長法則についてのコメントなのだが、「コード」を「品質」に読み替えると結構色々な業態にあてはまりそうな法則ですね。

前の会社もうすぐなくなってしまうことが発表されたばかりで、「どの段階のどの経営判断が間違っていたのだろう」という反省モードに入ることがままあるところだったので、この原則には大いに感ずるところがあります。
(自分は経営者ではなかったので反省モードと言っても深刻さが足りないかもしれないけれど。)

確かに振り返ってみればどこの時点がどの位置だったのかがわかるのですが、企業の成長を求めて走っている最中って言うのは自分のことが一番わからなくなることがあると思うんですね。
成長が早い市場であればなおさらです。他社との比較データを集めて、集計している間にそのデータが陳腐化したりして。
客観的議論をしようと思って、客観的論拠を揃えようと思っても、それは許されない場合があるじゃないですか。

よって、実はここで紹介されている成長理論は確かに理想ではあるのですが、自分の現在位置をマッピングするところに一番の難しさがあるのではないかと思うのです。
スピードの速い市場の企業においては、結果的に経営者の嗅覚部分に頼るところが多くなってしまうわけですね。

だから理論よりもケーススタディを重視される傾向があるのでしょうね。
僕も鍛えなくちゃ、嗅覚。「明日のために嗅ぐべし!、嗅ぐべし!」なんちゃって。

腮粋 yutaka : June 18, 2003 11:54 AM

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